地味なファインプレー

58,260円

昨夜、株価チェックをしているときにふと気になる銘柄がありました。

それが7074トゥエンティーフォーセブン。

決算後の暴落からじり下がりし昨日の投げ売りで一段安。

不人気なのかリバも弱く瀕死の株価。

まともな精神の人間ならとっくに手放しているだろう銘柄。

スイング目線で買っておいてもいいかなと考えていました。

そして本日の前場開始前。

日経もマザーズも大幅買気配でデイトレーダーとしては非常に憂鬱な状況。

このような時は早く寄り付く銘柄を押さえるだけでも結果として許されることが多いです。

そんな中見つけました。

思わず笑みがこぼれる銘柄を。

そう7074です。

なんと寄り付きから買える！！

昨日終値2710円付近には厚い板が並び上値はスカスカの真空状態。

イメージとしては寄り付きから駆け上がるように値が飛んでいき、前日高値の2830円ぐらいまであっという間かな？万全を尽くせば2800円手前で処分か？などと考えていました。

そして寄り付いた金額が2736円。

購入枚数600枚。

出来薄のこの銘柄にしてはやや過大な突入枚数。

直後に下値でもう100枚追加で計700枚の陣形が完成しました。

絶対いける！！やったぁー！！

周りをみれば買い気配で値が付かない銘柄多数の中、寄り付いた4483ランサーズはロケット噴射炸裂中です。

横目に少々焦りながら、おい！続け！飛べ！俺のトゥエンティーフォーセブン！

しかし5分経過も煮え切れぬ株価の動き。

そしてここで今日一番のファインプレー。

通常ですとこれだけ思い入れの入った銘柄はなかなかあきらめることができませんが、見切りをつけ数分内に全株処分完了。

その後、株価は2710円付近の厚い板を突き抜け一時2600円台まで下落しました。

売却が遅れていればおそらく2万円程度の損害と大切な時間の機会損失、精神的ダメージからくる無謀なトレードで今日の利益は無かったと思います。

そう考えると損益表の中としては地味な数字ですが、大切なことが詰め込まれたファイントレードなのです。

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